2016年釣行④ 東京・南秋川 7月上旬その22016/07/14 13:57

7月10日(日)晴れたので先週に続けて東京の秋川へ行って来ました。

今シーズンの釣行の4回目、4回連続東京の秋川です。何しろ年券を買ってますからね、来ないと(^^) 4回とももちろん初めて見る景色です。秋川は今年初めて訪れた場所です。30年近く渓流釣りをやって来たのですが、一度も来る機会はありませんでした。予想以上にいい渓流です。というかその奥深さ自然の豊かさに驚きです!

今回も武蔵五日市駅前からバスで南秋川に向かいました。バスを降りたのは人里と書いて「へんぼり」という前回の笹平からさらに上流部です。

渓へ降りるための道を見つけるために上行くか下に行くか・・感を働かせて下へ。正解でした。川へ通じる道が見つかりました。谷に向かって歩くと賑やかな鳥の声が・・。撮影できましたが鳥の名前はわかりません。後で外来種のガビチョウだと教えて頂けました。

急な階段を下りて川へ。里川的な竿が振りやすそうな渓相でした。川岸に立つといつもホッとします。来れた!竿が振れる(^^♪

釣り始めると前方に魚を突くヤスを持った若者たちが3人川に入って来ました。ヤマメやイワナを捕っているそうです。挨拶してその場を通り過ぎて上に入らせて貰いました。

その直後なんとヤマメがヒットしました!手のひらの指を開いた大きさ。ネイティブ。パーマークが綺麗です。釣行の早い段階で釣れるのは最近では珍しいです。

これで一安心・・最初で最後か・・という一抹の不安も(^^;

この不安が的中し・・(気弱になってます 笑) その後は芳しくなくまたまた渓流散歩になってしまいました。魚の出そうなポイントは沢山あったのですが・・(´;ω;`)

がまんがまんの精神修行のような釣行があと4時間続くとは・・。キャスティングの練習。フライの選択の練習。良い気分転換になってる。景色が綺麗だからまいいか。写真も動画も撮れるし・・みたいな。

バスの時間を考えどこから脱渓しようかと暗いV字の谷を見上げながら釣り歩いていて、この辺で終わりにしようかな・・とか思いつつ、ここぞとばかりにポイント目指してラインを飛ばしたときに竿先も一緒に飛んで行ってしまいました。

少し探しても見つからなかったのでそこで諦め、竿を収めました。もう時間だから上がりなさいと竿先が言ってくれたのだと思います。

その後崖のような急斜面の杉林から道路に抜け出すのに一苦労しました。南秋川の上流部は奥深過ぎました(^^;


0945~1445まで5時間の渓流散歩・・・いや~今回もお腹の脂が取れた実感があります(#^.^#)

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南秋川沿いを走る国道の人里(へんぼり)と言うところでバスを降りました。事前の詳しい調査はせず、いつも良さげな雰囲気だなとか大体の感で降りてます(^^;

空の青と白い雲。空気が綺麗!


ガビチョウ。中国から観賞用に連れて来られ、今では迷惑な鳥のひとつに数えられているとか。


入渓するために歩く方向の選択の感が当たって、苦労なく入渓できました。


農業用の橋。新しい!


クリーンで良さげな渓相


畑の下に静かな流れが・・。

橋の下から入渓しました。

こんな感じのよく見える毛ばりを流すのが好きです。

里山的な長閑な渓相です。


20センチ弱のヤマメがヒットしました。
最初は出ましたが毛ばりを咥えてくれず、二度、三度流したら来てくれました。


浅瀬が続きます。


その中でも水の溜まりの所を狙ってフライを流すのですが・・反応なし。


まだまだこれから・・。

東京と言えども山奥なので水の流れは綺麗です。


晴れて気温が高くなって来ました。


慎重に竿を振りますが・・・。


魚も期待していますが、昆虫も楽しみです。


釣れないと毛ばりを変えたり、気分を変えたりします。


釣り始めて1時間経過・・・少し疲れて来ました。


これは良さげ~の典型的な水面では経験上ほとんど釣れたことがありません。
太陽のない朝や夕じゃないとだめです。


来るときは一投目から来るんですけどね・・。


反応が全くなくてもがまんがまん。先行者の足跡はあるしね・・。


枝の下はサイドキャストでフライを振り込みます。

渓流の音が心地いです。


だんだん景色を眺めるだけに・・。渓流写真家(^^;


苔むした石・・庭の枯山水ではなくて、まさに活きた山水です。


ヤブカンゾウ


紫陽花


時刻は既にお昼前の時間に。ランチタイム!


午後の部の始まり。新しいフライで。


光の当たる木の葉って綺麗です。

オニヤンマ。普通のかな?


沈む石が綺麗。大好きな景色です。


暗い林にヒグラシが輪唱をし始めました。
そして選挙日ですよ・・って渓流の崖の上で車が呼びかけています。


ミヤマカワトンボ


蟻をイメージしたフライ


絵的に綺麗ですよね。


フライを流れに置いたままオシッコしていたらこんな魚が掛かってました。
あまりに重いので根掛かりかと思いました。そんなには大きくはなかったです。引きが強かったので頑張ったのでしょう。


だんだん山岳渓流めいて来ました。


渓も深く暗くなって来ました。見えやすいものにチェンジ。


大きな石と落ち込み。イワナが居そうです。


暗い渓に緑が映ります。


ロックガーデン。垂直の岩の壁でした。


V字の谷。なんだか心細くなって来ました。
早く谷から道路に上がる場所を見つけないと・・。
この後少し釣り上がって竿先が飛んで行ってしまったので、釣りを止め急峻な崖を慎重に喘ぎながら上がりました。転がり落ちたら・・ヤバイです。

無事脱渓して国道に出ました。
そこは明るくて長閑な景色が広がっていました。


長閑な山村


冷たいビールが飲める!と思って近寄った酒屋でしたがシャッターが下りていました。自販機もなく残念。


柏木野というところでバスを待ちました。
そしてウエーダーや靴を脱がずにバスに乗るはめに(^^;
バスの時刻を見間違えていたのでした・・。とりあえず良かった。


午後6時前に無事家に帰れて充実の渓流釣行と綺麗なヤマメと渓流散歩に感謝です。