釣行記 2018 ④ 9月末 岩手釣行2018/10/26 13:03

今年のシーズン最後の釣行はぎりぎりの9月末で5月末と同じ岩手の気仙川でした。滞在したキャンプ場も同じ場所で星空の見える山の上でした。
9月は例年台風シーズンなのですがこの週末も日本を縦断する可能性が高くてどうなるかな・・と思いました。予報を見ると岩手県は直撃は避けられそうでした。状況により早めの撤収は想定内でした。




東京の多摩から前夜出発した年に2回だけ会える釣友たちは、今年の7月末に福島に7年4か月ぶりに帰還した私を夜も明けない3時にピックアップして4人で常磐道から東北道を経由して一路岩手の水沢に向かいました。そこには宮城の気仙沼からの釣友1人と朝6時に待ち合わせをしています。2011年3月の原発事故後警戒区域となっている間に完成した区間から常磐道に上がりました。原発事故の最もコアな区域です。途中の表示板に出ていた線量は毎時2.5マイクロシーベルトでした。ちなみに富岡から南相馬までの区間は放射線の影響をもろに受けるため二輪車は走行できません。
東北道の水沢で降りて6時ぴったりに合流が完了、24時間営業のスーパーで買い出をした後キャンプ場に向かいました。到着したキャンプ場では用事の都合で日程的に先行していた2人が待っていて人数は7人になりました。久々に賑やかな人数。
まだ台風の影響が出ていない青空の下、各々自分のテントを設営し再会の乾杯と昼食を済ませて午後2時を回った頃希望者のみ気仙川に釣りに出かけました。私は2時間ばかり支流で竿を振りました。5月末に可愛いヤマメが釣れた場所では音無しでした。20分ほど釣り上がって少々気落ちしたころ水が割れ魚が飛び出してきました。型の良い秋錆びのヤマメでした。初日から釣れてとりあえず良かった。この先も良いのが出てくれるかなと思っていたらまた音無しが続きました。そして空の様子が思わしくなくなり小雨が落ちてきました。待ち合わせ予定の時間よりも少し早めに竿を収めました。

暗がりの中、福島 浜通り中部を出発

常磐道へ

帰宅困難区域の線量は2.5マイクロシーベルト 
2輪車は通行禁止です。

仙台平野の夜明け

宮城県北部を走る頃には朝陽が出ました。

水沢で東北道を降りました。

出口のナナカマド


秋の田園風景

大河の北上川を渡って東へ



今シーズン二度目のキャンプ場は快晴


元気なうちにテントを設営

マイテント

台風で雨が降りそうなのでグランドシートはしっかり敷きました。

最初の料理は芋汁


秋です。



気仙川の支流で竿を出しました。


大きめの毛ばりでガバッ!て出るのを期待♪

あまり反応がない中、ついに型の良い元気な錆びヤマメが出てくれました。

楽しませてくれて

ありがとう。



天気が急変し、雨が降って来たので岸に上がりました。

大好きな萩の花を見つけました。

夕暮れはまだ台風の影響はありませんでした。


気仙沼のサンマを焼きました。

焼きすぎでした(^^; でも美味かったです。

サンマの刺身 これも美味かった!

焼肉

焚火は遠いのでやらないで就寝

2日目、台風は予報通り日本を縦断するというニュースがラジオから聞こえましたが目覚めた朝は素晴らしい朝焼けの青空が広がっていました。今日も釣りができそう♪美味しい朝食を楽しめました。キャンプに先に来ていた2人が帰りました。
午前中は5月末に少し良い思いの出来た支流へ皆で行きました。あの観光スポットの流れです。到着するともう先行者が何人か来ていて前回と同じ場所から釣り上がることを断念し、フライ向きだと思った下流のフラットな流れを楽しむことにしました。ラインは良く飛ばせるのですが、反応は全くありませんでした。ところが休憩していると2匹のペアが目の前をゆっくり遡上して行きました。完全に尺ヤマメでした。さっきまで水に入っていた場所なんですけどね。カメラを用意するまもなく深い流れに入って行きました。試しにフライを投げてみましたが釣れるはずもありません。その後昼食前は数匹の可愛いヤマメがヒットしただけで終わりました。釣れたから良かったけどね(^^;
午後は本流の流れへ戻りました。流れの岸に雌のコガモが1羽いました。フラットな流れでは反応がありませんでしたが、段差のある流れに来ると小さめのヤマメが数匹ヒットしました。そして待ち合わせの時間の4時まであと30分となった頃、最後の最後に良い型のヤマメがヒット!無事ネットとカメラに収めることができました。終わり良ければ全て良しです♪ 夕食を終えたあたりから雨がぽつぽつテントを叩き始めました。雨漏りのするテントは大丈夫か。明日は早く撤収してどこかへ避難しなくちゃいけないねって話し、早めにシュラフに潜りました。

二日目の朝焼けは奇麗でした。



遠野方面の雲海





朝食作り








道路の信号機の傍に居るのは人間ではなく案山子でした。人かと思いました。

二日目の午前中は観光スポットの流れへ
前回良い思いをした場所でしたが、先行者が居たので下流へ行きました。


フラットな流れ
反応があり気でしたが全くでした。





反応がないまま大場所へ


反応がないので水中を見てみました。

魚は見えず

休憩

休憩していたら手前の石の傍を尺ヤマメが二匹ゆっくり深みへ泳いで行きました。
目の前です。ただ見ているだけでした。


釣れないまま大場所の上へ

ガツンと大きいのが出そうでしたが可愛いヤマメでした。


昼飯は皆でカップ麺

午後は本流上流へ

フラットな流れで反応はありませんでした。

岸にコガモの雌がいました。

ヤマメが出たのは石のある急な流れになってからでした。


20cmほどのヤマメ


パーマークの綺麗なヤマメ

白い花の野草なんでしょう?

どうにか岩をへつって進みました。

予定時間の最後の最後で型の良いヤマメが出てくれました。

奇麗なヤマメでした。

当たり毛ばり

納竿



キャンプ場のバンガローエリアを通り抜け薬湯へ行きました。

風の又三郎


夕食は何かな?

パスタと

ステーキでした。

夜雨が降り始めテントが染み渡りました。

ヤマメの塩焼きを頂きました。

一匹はお持ち帰り。

3日目の朝雨は普通に降り続けていました。そして朝食の準備をし始めたら雨が強くなってきました。予定通り風が強くなる前にテントを撤収し泊まる宿を探しました。宮城の白石の温泉宿をネットで見つけて予約しました。坂道を登って山の中の静かな宿に到着しのんびり温泉に浸かりました。台風の影響でキャンセルがあったそうで宿は我々の他に1名のお客がいるだけでした。事前に品数の多くない夕食を希望したので適度な満腹感でお酒も美味しく飲めました。テレビの情報で台風は真夜中に会津から宮城そして岩手を抜けて行きました。風は出たものの酷い嵐にはなりませんでした。山の上の岩手のキャンプ場はどうだったでしょうか。


三日目の朝は台風の影響で雨が続いていました。


雨が強くなりました。

朝食が終わったら撤収です。

撤収して次は避難の宿探し。



台風避難で泊ったのは宮城南部の白石にある小原温泉でした。

人里離れた静かな宿

段々と空の状況が悪くなってきました。

とりあえず温泉にいれば安心。


湯上りのビールは最高です。

料理の品数が少ないコースは高齢者向けです。

地酒も美味しかったです。

非売品のこけしを沢山飾ってある宿です。

ツキノワグマ

宿の最初は川っぺりにあってよく水没したそうです。

日目の朝はまだ風は出ていましたが天気は快方に向かっていました。朝食を露天風呂で朝ぶろに入り、朝食をしっかり頂いて宿を後にしました。下道から常磐道に上がり福島の我が町に到着、ショッピングモールで昼食を摂り、我が家に到着し下して頂きました。東京からの3人は好天の中多摩へ向かいました。
こうして今シーズンの釣行は無事終了しました。
今回も楽しい旅をありがとうございました。

翌朝台風が通過した後、風はありましたが天気は快方に向かっていました。

日本の定番の朝食は美味しいです。



午前10時頃には台風一過の快晴でした。

常磐道へ

原発過酷事故の収束には少なくとも40年かかるとされています。あと30年。この世にいるのかいないのか。

原発事故で開店できなかった店

自分の町のショッピングモールの浜鶏ラーメンは美味です。

岩手釣行のお土産は羊羹と南部煎餅です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
私の故郷は何県でしょう?

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hamanobi.asablo.jp/blog/2018/10/26/8984032/tb