ウクレレに心癒され、元気をもらって♪ ― 2011/11/21 15:01
ウクレレプレーヤーはIWAOさん。
これでひとつの夢が叶いました♪
IWAOさんのオフィシャルブログのスケジュールを見て、近くでライブがないかな・・・って探していたら今月20日(日)にあることを発見。早速予約してずっと楽しみにしていました。場所は東京は町田の万象房というところ。小田急の駅から出てすぐで、ウクレレなど楽器の教室やライブをやっている様子。
3.11の震災前の3年間は福島(今誰もが知る原発事故の警戒区域内)に住んでいたのでウクレレの実演を見ることができるのはネットのライブだけでした。一度目の前で聴いてみたいな、上京の折に旨くタイミングが合ってくれないかな・・・などと思っていました。
4月福島県内の避難所から神奈川に避難して来ることになり、(事故による避難は不運でしたが・・)好運にもIWAOさんのライブを直に見、聴けるチャンスを得たと言うわけです。
神奈川の友人と妹夫婦と出かけました。30年間横浜に住んでいたけど町田の街に足を下ろすのは初めて。事前に友人が場所を当たっていてくれて助かりました。
6時会場、7時開演。ワインと食事をオーダーしてIWAOさんが現れるのを今か今かと待っていました。ともあれ「久々の出会いに乾杯!」
店内はいろんな打楽器や弦楽器が飾ってありライブハウスのいい雰囲気が漂っています。20人ほど座れば椅子が埋まってしまうほどこじんまりしています。すごく@home。
時間が来てIWAOさんが登場。パソコン越しのIWAOさんが目の前に。まじ目の前なんだもん、1m先! 「皆さんきょうこそ!」「いやきょうはようこそ!のっけから笑い取っちゃったなぁ。」でスタート。「ライブは2ステージやります。最初はハワイアンで。「ワイキキ」から。」 CDで聴いているように華麗なサウンドが流れて来た。まるでDVDを見ているような非現実的な自然な感じ。現実なの?生なの?目をIWAOさんから壁や天井、自分の手、友人の顔に移す。今ここにいるよ、現実だよ。ワイングラスもあるし・・・。
曲は「青竹珊瑚」メドレーに。新しい健康器具ではなくウクレレプレーヤーがまずはマスターしなければならないハワイアンの名曲ビッグ3だそうです。「ブルーハワイ」、「小さな橋の上で」、「珊瑚礁の彼方に」。IWAOさんは20年かかってやっとマスターしました、と笑わせます。
面白いトークを交えながらも心地よいハワイアンサウンドの流れは止まりません。
「この中でウクレレ持っている人何人いますか? 3/4の人!すごいね。」、「じゃぁとっておきのウクレレテクニックを教えましょう。」と言ってミニウクレレ講座が始まりました。「半音上げて弾くとハワイアンぽくなりますよ。」、「それから曲の終わりをハープのように弾くといい感じに。ハープ奏法と言います。」。流石はプロだと我々は感心しきり。初心者の私にはまるで別次元のできごと。
新しいハワイの曲などが続き、第1部はオータサンの名曲「ハワイ」で終了しました。この曲を含めリクエストしたかった曲を沢山演奏してもらえたからもう満足状態♪ 個人的には「サノエ」が聴きたかったなという思いはありましたが。
20分休憩後第2部がスタートしました。「ハワイの次は世界へ。世界の曲をお届けしましょう。どうぞナイトクルージングを楽しんでください!。まずはポーランド、ワルシャワへ。」ショパンのノクターン。クラシックの名曲をピアノをウクレレの超技巧で弾く。皆あ然呆然・・ため息。クリスマスソングのあとイギリスへ。イギリスと言えばビートルズ。ジョンの「イマジン」やポールの「ヒア、ゼア アンド エブリウエア」をウクレレ自体がひとつのバンドになったよう。
そして「リクエストある人!」。「はい!星に願いを!」妹が手を上げました。ウクレレは持ってませんが数日前からIWAOさんの曲を聴いておさらいしていたのでした。「では皆さん願いが叶うように願ってください。すべては願うことから始まります。」ってリクエストに応えてくれました。私も祈りましたよ。「皆の健康と早く安全に福島に帰れますように!」って。IWAOさんは曲の中の一音を妹の指で奏でさせる超おまけまでプレゼントしてくれました。ルンルンだな妹。うっとり。最高だね!
クルージングはアメリカに至ってチャップリン作の「スマイル」。そしてWAOさんがNHKの趣味悠々の講師をしていたときの苦労話に皆大爆笑。「ワンノートサンバ」で17テイク。話の落ちはガムテ。大変厳しいながらも鍛えられ、いい経験になったそうです。もちろんその曲を超絶技法を疲労いや披露♪ 〆は最新アルバムからIWAOさん作「・・・・・」タイトルなんだったかな?買ってないし(笑)。ポップでいい曲!あっと言う間の2時間でした。
で・・・・・・アンコール!アンコール!、アンコール!・・・・
アンコールに応えて披露してくれたのは「レクイエム」と言う曲。今年の3.11タイに出かけたその日、ようやく日本の惨状を知り、演奏の意欲も湧かない中、どうしようかと心彷徨わせていて自然に出来上がった曲だそうです。被災地を思いながらじっくり聴き入りました。敢えて3万円の安いウクレレで、その音を大事にして録音したそうです。
我々は生ビールでもう一度乾杯「ホント良かったね!」
ライブを終えて記念に一緒に写真を撮ってもらいい、奥様(きっと)から購入したCDにしっかりとサインもいただきました。

いつか福島に帰れたとき、我が家でウクレレを弾いたときに、この日を、心を癒され元気をもらえたこの素晴らしい時間をきっと思い出すでしょう。
ありがとうございました。
コメント
_ 空飛ぶキツネ ― 2011/11/21 18:30
_ hamanobi ― 2011/11/21 23:06
ウクレレを手にして2年になりますが、弾いてて自分が気持ちよくなり眠ってしまうくらい素晴らしい楽器ですね。
それにしても楽器を奏でたり、歌ったりして人を感動させるって凄いことです。尊敬。
小田和正はフラッグという曲が好きです。福島で憧れた街、横浜も好き。
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