原発避難137~避難3年目の一時帰宅(2) ― 2013/06/13 08:38
同じ日に避難している親戚を訪ねて会津への移動が予定されていたので午後1時過ぎには自宅を去らなければならなかったのです。
最後に家族でお墓参りをすることにしました。
私はいた頃に愛した庭やイワナくんの棲む池もしっかり見ておきたいと思いました。
動画
ビートルズのパネル。この本棚の本は地震でも落ちませんでした。
床に落ちたCDは前回に来たときに散乱していたのをまとめて床に置きました。
倒れた家具や飾り物はそのままです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
庭のコンクリートの隙間から草が伸び始めました。人がいた時にはこういうことはありませんでした。
自分が作っていた庭にはハマナスがすごくいい匂いを放ちながら咲いていました。実はこのハマナス買って来たのを植えたものなのか、野生のを挿し木をしたものなのか記憶が蘇りません。バラはとにかく驚異的に繁茂して元気でした。
買って地植えしていたばら。今頃咲いているでしょう。
福島では6月の中旬がバラの見頃となります。
人がいなくても可愛い花は咲いていました。
ケイヒルもありました。
クリスマスローズも育っていました。
以前自分の部屋から一時帰宅のときに瀕死の熱帯観葉植物たちを直射日光を避けれそうな裏庭に避難させたけど・・植木鉢だけが転がってました。
何ヶ月もかけて父と作った風呂焚き用の薪。もう燃やすことはできません。苦労が水の泡です。
イワナくんが棲む池。大きな山桜の古木の根元から湧き水が出ています。じっと見ていたらイワナ君が現れました。挨拶しに来てくれたんだと思います。竹の葉や木の葉が池の中に溜まって水深が浅くなっています。イワナくんの棲める環境はどうなっていくんでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後にお墓参りしました。お寺の境内の灯篭は倒れたままです。
山の斜面にある墓地。田んぼの向こうの山には東京電力福島第二原発があります。目と鼻の先。この原発が第一原発と同じ運命を辿っていたら我々は永久にこの地に帰還できなかったでしょう。もっともこの原発と我々の運命がこれからどうなるのかもわかりませんが・・・。
津波は近くを流れる川を河口から1・5から2キロほどあるこの周辺まで上がって来ました。沿岸部の集落は津波に呑まれてしまいましたがこの地区に被害はありませんでした。
強い余震が続いて墓石が倒れてしまっています。
火災の危険があるため線香は焚けません。
いつまでも我々を見守っていてくださいと手を合わせました。
つづきます。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hamanobi.asablo.jp/blog/2013/06/13/6863127/tb

















コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。