お寺で、まいたけさんのウクレレ ワークショップ&ライブ♪2013/06/02 20:54

もう6月になってしまいました。
その最初の日、土曜日の夜にお寺にお参りしました。
といってもウクレレのワークショップ(先生に習います。)と先生のライブを楽しむんですけど(笑)

お寺の住職がウクレレが大好きで、「まいたけ」さんという有名なウクレレ プレーヤーをお呼びしたのでありました。
お店じゃないので各自持ち寄った冷たい飲み物やおつまみを口にしながら・・先生も飲みながら・・和気あいあいとワークショップが始まりました。

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一応、初級者脱出のための!って銘打っているので・・最初にウクレレの各部の名称とかウクレレの抱え方や姿勢とか、ストラミングの仕方など基本中の基本を教えて頂きました。結構これだけでも「なるほど」て感じなのでしたが・・

で・・次にいよいよウクレレ演奏の実践講座。
三度の飯よりもウクレレが好きな人ばかりが集まっているんだけど・・自称初級者(嘘を付いてないのはオレだけかも)が安心できたのは最初のステップだけ。
ステップ毎に終了検定があって終わったら乾杯!!

ステップが上がって新たなアレンジと技法が付け加えられて曲はかっこよくなって行く。

でも次第に頭と指が連動しない、頭も指も動かない状態に。最初の笑顔が苦悩の笑顔に変って顔に妙な汗が浮かび始める・・こんな感じで終了しました(笑)
これが先生の思惑通りの進行で、苦悩する様を見るのが快感なのだそうです(汗)

自分の場合後半はほとんどウクレレをやっているふりになってしまってました(笑)ま、時間をかけて練習しないとものにできないことは確かですが、上達のヒントをもらえたような気がします。・・・いつものコメント(泣)
そうそう、間違えて止まるのはやめましょう、癖がつくからあまりミスは気にせず、完璧ばかりを求めず最後まで弾きましょうっておっしゃってました。心強いお言葉♪

ワークショップの休憩時間にはまいたけ先生のウクレレ演奏に合わせてラジオ体操(御馴染みらしい)が行われました。nhkの朝のラジオ体操の音楽がウクレレ仕様になってました♪


次はいよいよ、まいたけさんのライブのスタート。

さっき習った技法を取り入れた曲を披露したり、高速で指がころころ転がるようなストラミングとか超絶技法のオンパレードだったり、手品みたいな演出もあったりと情熱に満ち満ちの、かつ驚きで口あんぐりの楽しいライブでした。
素晴しい演奏の中でも「世界は日の出を待っている」や「コンドルは飛んで行く」、えっこんなのもって思っちゃう「スーパーマリオ」が気に入りました♪
それと「君が代・星条旗を永久に」だったかな?ユニークで面白かった。

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コンサートが終わった後もまいたけさんを交えて皆で談笑したり、ウクレレを弾き合ったりと終電を気にするような時間まで幸せなひとときを過ごしたのでありました。


ウクレレ好きにとって贅沢なひとときをありがとうございました。


あっ! 7月27日(土)に「まいたけたまごとじ2」っていうライブがあるって宣伝してましたよ。行こうかな!

朝顔:希望の光 咲いた~♪2013/06/05 12:35

昨日今年の朝顔の一番花が咲きました!!

2年前福島から神奈川に原発避難して来て、夏のグリーンカーテンを作ろうと思い苗を買って来てプランターに植えたものです。

毎日代わる代わる咲いて元気をくれる朝顔を見て、
原発避難生活が健康に無事送れますように、
事故が一日も早く収束して故郷へ帰還できますように
という祈りを込め「希望の光」と名づけました。

朝顔は2本あります。ハートの葉っぱのスカイブルーともみじ葉のバイオレット。今年先に咲いたのはスカイブルー。

最初の年、バイオレットは1500近い希望の光を灯してくれました。スカイブルーは1つか2つ。2年目バイオレットは疲れたのかお休みで少なく160くらい、スカイブルーはまだ株の成長に力を入れているのか2つくらいしか咲きませんでした。

3年目(今年)スカイブルーはようやく花を沢山つける準備ができたと見えて蕾をたくさん付けています。バイオレットも蕾を持ち始めました。

2つの朝顔、どれくらい希望の光を灯してくれるでしょうか。
今朝2つ咲いて合計3つの光です。

早朝人の目覚めに少し早い頃、花を開き始め、太陽の光に応えるように光を灯し続け、夕には役目を終えるかのようにしぼんでしまう。
細い弦に秘められたパワーに驚かされます。
それにしてもなんと健気ではかない命なんでしょうか。

見習ってがんばらなくちゃいけません。



原発避難136~避難3年目の一時帰宅(1)2013/06/11 14:39

6月上旬福島の自宅に神奈川から一時帰宅して来ました。
去年の12月に行って以来。2011年3月原発事故で避難を指示されてからしてから5回目。

下の写真の×印の付いているとこら付近が故郷、自宅のある町です。
今回は父母と一緒に家の中の片付けとお墓参りがメイン。

動画
http://www.youtube.com/watch?v=lXsbS5r75Mw




住民票のある町に入る前に見た隣町の光景で目を引いたのは、地元の幹線道路国道6号線を走る車の数が多いことと、6号線の両脇の田んぼに規則正しく置かれた除染土の黒いビニールの山。隣町では2年後の住民帰還を目指した除染とライフラインの復旧の計画を立てています。わが町ではその計画はまだ立っていませんし、除染も始まっていません。

町の境界を過ぎると線量計の数値も少しずつ上がって来ました。
我が家が近づいて来る。緑の風景が広がる。以前なら田んぼの稲の緑だったけど、稲ではなく雑草。人の管理しない自然。

12月に行ったときは枯れた2メートル以上あるセイダカアワダチソウが密生していた周辺の田んぼは、新たな緑に覆われていました。

この緑の植物は柳の木。柳が侵攻して来るとセイダカアワダチソウは勢力を失うのだそうです。このまま時が経てば柳の林に、そしてやがて木や草の藪になってしまうでしょう。

避難して1年目は田植え前(3月)の耕された綺麗な状態、2年目はセイダカワダチソウの侵略、3年目は柳・・・あと4年は帰還できないことになっているのでどんどん荒れて原野になってしまうのは間違いありません。

こちらは避難当時じゃがいもを蒔いていた畑、すっかり野原に。

植物達の侵略は家の庭から家に向かって・・土のある部分には草が密生。

剪定をしない庭の木は野生児状態。

震災当時我々の近くで倒れた灯篭もやがて苔むして草に覆われるに違いありません。

震災の日に亡くなって発見された愛猫らくらくはこの梅の木の下で眠っています。

一時帰宅して最初に、愛猫に声をかけます。

この庭の線量は1.5~2.5マイクロシーベルト/時くらい。
線量は全然落ちていない。警戒区域は線量に応じて今年3月に再編されて我が家は避難指示解除準備区域になっています。4年後までは帰還せず、その後期間をする目論見を町は立てていますが・・除染による線量の低下とか、ライフラインの整備とか帰還する条件が整わないと、帰れといわれても無理な話です。

ここから福島第一原発のある北方面に数百メートル近づくと線量がどんどん上がって、居住制限区域、帰還困難区域となっていきます。

驚愕の大地震に揺られた後に家の倒壊を怖れて避難したビニールハウスは骨組みだけになってしまいました。

家の屋根瓦も頂上部分が落ち、下の部分の瓦を割り、雨漏りを惹き起こしましたが、遅まきながら暫定的な雨漏り対策が施されています。

こちらは周辺の住宅、同じように雨漏り対策が・・・。

最初の年の風雨で雨が漏り天井が落ちてしまいました。

荒れた家の中を片付ける時間はいつもありません。

台所も震災直後から時が止まったかのよう。いつもどうかしたいが見て来るだけになってしまいます。

避難3年目になってネズミの天国になっていました。人や猫がいないからやりたい放題。部屋中に糞が転がり、小便の跡がついていた。臭いが鼻を衝きます。

役場から配布されたネズミ除けを置いてはいるが・・・

お菓子などネズミがかじって食べられるものは食い尽くされました。で家財をもかじり散らかしまくる。何よりもとても不衛生!!

依頼した瓦屋さんが来てくれてこの部屋の雨漏りは止まったよう。

窓の廊下の雨漏りの汚れを片付ける。

家の中の掃除と片付け・・疲れました。
東電お前がやれよ!って心の中が叫ぶ。

少なくとも原発事故の加害者の東電には避難後の家の被害の修復、除染、現在と未来の精神的な被害、失ったもの、失った時間にかかる補償を早くきちんとやってもらいたい!避難住民は皆そう思っているはずです。


自宅から目と鼻の先にある東電福島第二原発は脅威です。
彼らは、政府はあれだけのことをしておきながら性懲りもなく虎視眈々と原発の再稼動を狙っています。


続きます。