原発避難164「311と大切なもの」 ― 2017/03/21 13:29
2011年3月3日に用事で東京に来ていて買った2本目のウクレレ。ハワイのレレ。
この時福島では行方不明になっていた小さな命…猫らあらが助けを求めてまだ温かかかったのかもしれない。あの311の朝近所の方から一報を受けて喜んだが直ぐに悲しみに変わった。
そして…その日の午後らあらが梅の下に眠った時、1446地球が突然狂気の姿に変貌し牙を剥いた。ゴー!グワングワン!轟音と地鳴りの風、激しい揺れが長く続いた。青空に大きな歯車が軋みながら回り地面がロデオの暴れ馬。家ばかりか地球が崩壊するんじゃないかと思った。揺れが終わった後の束の間の音のない世界の静けさと安堵感を忘れない。直ぐに強い余震が続いて巨大津波が沿岸部を襲っていた。
翌朝町外への指示を受けた。まさかではなくやはり起きてしまった原発過酷事故。瞬く間に深刻化した。ウクレレは家の中にもう1つの命猫のびのびと一緒に置き去りにされた。
今大事な心の支えとして共に横浜に。
コメント
_ 空飛ぶキツネ ― 2017/03/21 18:59
_ hamanobi ― 2017/03/22 00:17
こんにちは。
らあらのあの自信に満ちた顔と可愛らしさ、温もりと抱いてあげたり撫でて上げたりした感覚はずっと残っています。頼っていてくれました。こんなに元気ならのびのびと共にずっと一緒にいてくれると思っていました。時間を元に戻せないのが残念です。
震災の経験をリアルに語り続けることは本当に大事だと思っています。一人でも多く見たり聞いてくれた方が少しでも安全な道を選んで欲しいと思っています。
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でも、その悲しみは自らが背負い生きていかなければなりません。
とても、言い尽くせないことですが現実です。
「らあら」のぬくもり…忘れないでください。