原発避難141~とどこおりなく2013/09/06 18:42

9月に入りました。

暦の上では秋の今月に入っても今夏の猛暑に辟易する我々に最後の止めを刺すかのように太陽は強烈な光を投げて来ました。そして一昨日、昨日と関東は竜巻や雷雨、豪雨に見舞われ、我々は恐怖に慄きました。なんだか毎日が凄いですね・・。

今日は雨もなく曇り空から薄日がさす中、暑くもなく穏やかに快適に一日を過ごすことができました。ほっと一息です。

2011年3月12日早朝、原発避難指示を受け自宅を後にしてから毎日数え数えて910日。もうなのかやっとなのか・・帰還の見通しが立ちませんが・・・

今日も雨露を凌げ、とどこおりなく三度の食事を頂けたことに感謝します。誠意がなく理不尽で、煩雑・難解な賠償請求書類(合理的で分かり易く納得のいく賠償にしてもらいたい。)も片付けたし・・・これからもずっと続くのだけれど。

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最近ニュースを見ていてなんだこれ・・とあきれてしまいます。

この前(?)発生した福島第一原発の汚染水タンクの漏えい問題・・・海に流れ込む放射能の汚染水の漏えいだけが問題じゃない、事故った4つの原発建屋の取り扱いそのものが大問題で、一触即発でいつ大事故が再発するかわからないんだけど。

そして・・・被害を受けた人間がいる。
瞬時に人生を狂わされ帰還困難への絶望、迫られる新たな決断、不便な避難生活、残る福1と福2の原発の再稼動の不安、政府と東電・業界の思惑への不信・・・それは我々の、国民のそして世界の毎日の問題。日本のマスコミはきちんと報道して欲しいし・・・

オリンピック招致との駆け引きで福島を利用することにも怒りを覚えます。
東京は線量が海外の都市と同じで安全だとか、東京は福島から離れているから大丈夫だとか、政府は資金を投入して汚染水に対処するから大丈夫だとか、スポーツの力で被災地に希望をあげたい、復興に力を貸したいだとか・・。普通に考えてつじつまの合わない意味不明な説明ばかりを繰り返しています。

そこには原発事故に苦しめられている住民の存在や国民の不安などは議論に上げられません。上げるわけがない、日本が元気であることを世界にアピールするために負(マイナス)を隠して経済復興やオリンピック招致を優先しているから。

オリンピック招致にしゃかりきになって大金を使うならその前に被災地の復興と原発の早期収束にその金を投入してもらいたい。ほんとうに原発事故が収束したと世界に公言できるときが来たら晴れ晴れとオリンピックをやればいいのではないのだろうか。それは何十年後でもいいんじゃないだろうか。原発の失敗で背負った負の遺産を精算してからにしてもらいたい。

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震災後2年6月以上経過しているのにわが町では除染にさえ着手していない。原発事故のコアな地域はそうなのです。進捗したことといえば住民を帰還させるために放射線量に応じて警戒区域の再編が行われたことだけ。線量は下がってもいないのに・・一般人も立ち入り自由にできるようにしたなんて・・・いつかは諦める住民の心を鎮めるだけにやっているとしか思えない。

大きな地震があり、大津波に襲われた、翌日原発避難指示を受けてから・・・
心配する原発爆発があって、長期の避難所暮らし、移動の繰り返し、その間の家族離散があって、損害賠償の理不尽、避難住民の心を踏みにじる原発再稼動、放射性廃棄物の中間・最終処分場の問題、収まらない原発事故・・・全てが想像する悪い方向へと動いてきました。


国民が喜ぶのはオリンピック招致なのか、震災復興なのか・・・
被災地ではどうか我々を忘れないで下さいと願っているに違いないと思います・・・私のように。