原発避難⑳~希望2011/06/02 18:16

原発事故避難生活も90日に向かってカウントし始めた。
カレンダーをまた一枚剥がし6月。
原発はどうなってるんだろう。事故収束の進捗は芳しくないようだ。報道の機会も少なくなっている。
一時帰宅さえも進んでいない。うちにもまだ召集案内は来ない。
ただしっかりと住民は生き続けている。待ち続けている。

季節の花も移ろって雨が似合うアジサイなど自分の順番がやってきたとばかりに綺麗に咲き始めた。誰の花かなんて彼らには関係ない。

現在の棲みかの周りの花たちは我々に「生きる」を楽しませくれます。





時は過ぎ愛猫のびのびもすっかり都会の手になりました。

のびのびも土いじりができていません。

我が家って狭いなぁ、なんて思っているかな。

国会の茶番を見ているわけではないのに大あくびが出てしまいます。
同情するなら金(食べ物)をくれって思っているかもしれません。

今はのびのびにはせめて安心して眠れる幸せを味わって欲しい。

私は僅かな土でグリーンを楽しんでいます。

そしてときどきウクレレでハワイアンを練習してリラックス。

故郷でやっていたこんな楽しみごとを故郷でできたら最高です。

3月12日から川の字で寝る生活がずっと続いています。
避難所で千人、二千人の人と川の字で寝ていて、今は家族で川の字、のびのびとも一緒に。
故郷の我が家で思いっきり寝て、以前のようにささやかな楽しみごとをすることそれが夢、そして明日への希望です。