原発避難26~食料 ― 2011/06/17 10:15
〜原発避難農民@神奈川のスーパー
とうちゃんどうする?1個68円だど。
決まってっぺ!・・・・・。
かね(食わない)わげにはいがねど。買あしかねえべ。
んだな。おらげ(我が家)では今頃じゃげえもでぎでっぺな。
んだっぺな。じゃげえも買あどは思ってねがったな。こんなちっこいじゃげえも。
掘ってきっちな(来たいな)。
我が家では2010年7月上旬にじゃがいもの収穫をしました。何十年もその先からずっと作り続けた大事な食料。生活の糧。今年途絶えた。じゃがいもを収穫する喜びはもうない。
家族と一緒になってじゃがいも掘りを手伝うらくらく。土が大好きだった。
らくらくとのびのびは一緒に、家族と一緒に野菜畑にいるのが大好きだ。った。
あの原発せぇねぇがったら・・・・。
全部奪わっつちゃ。
早ぐもどに戻してくんちぇ!
今は電気どころか野菜まで東京に届けることができない!!
原発避難27~悲しい知らせ ― 2011/06/17 13:28
離散した家族からだ。
何?
あの○○さんが亡くなった。(故郷の同じ地区で喜びも悲しみも共にしてきた方だ。)
ほんと?いつ?
翌日、母は原発事故避難で全国に散らばったお隣さん、友人と携帯で情報交換。
家族だけで見送り。後でお骨だけでちゃんとお葬式をするそうだ。
○○おじいさんも、○○さんも、あの○○さんも亡くなったんだって。
避難生活を余儀なくされ、入院していた病院からヘリで搬送された。
親戚を頼って転々と移動しなければならなかった。弱った身体に相当の負担がかかったに違いない。故郷でゆっくり養生することができたならばもっともっと長生きできたはずだ。
見送ってあげることもできない。
悲しみが両親の心を襲う。
避難したまま死にたくはない。
死ぬなら故郷で、故郷のお墓に骨を埋めたい。
両親は揃って口にする。
帰れる身体にしておかないと、帰れるときになっても帰れないよ・・・。
そうやって励ますしかない。
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